🌲 お見合いの杜|ご挨拶

お見合いの杜(婚活支援)

はじめまして。「お見合いの杜(もり)」を主宰させて頂いておりますタカギと申します。

私は東北・仙台の南側で生まれ育ち、青年期のほとんどを東北で過ごしました。
若いころは都会に憧れ、大学進学と就職で東京へ出ました。
人も仕事も多く、みんながそれぞれの生き方を楽しんでいる――
そんな空気の中で、私自身もたくさんの経験をさせてもらいました。

しかし、久しぶりに東北の実家へ帰ったとき、胸の奥に小さな寂しさが生まれました。

両親は年を重ね、家の中の活気は少しずつ薄れ、
昔よく通っていた商店やスーパー、なじみの店は、
後継者不足で閉まっているところが増えていました。

気づけば、街並みは
「駐車場・新築の家・いくつかの大型店舗」
そんな風景に変わっていました。

これは、私の町だけの話ではありません。
東北南部のあちこちで起きている、今の現実だと思います。

そんな中、久しぶりに、子どもの頃お世話になった先輩に会いました。
小さいころ、ガキ大将から私を守ってくれた、背が高くて、頼りがいのある先輩です。
私はずっと、「きっと素敵な人と結婚して、あたたかい家庭を築いているんだろう」と思っていました。

ところが、その先輩は今も独身のまま。
性格も良い。見た目も悪くない。
でも、「出会いがない」「収入がちょっと…」と笑いながら話す姿には、
どこかあきらめのような空気もありました。

先輩の妹さんも、とても器量の良い女性ですが、やはり未婚。
性格も良く、家庭を持てばきっと良い母親になるだろうと思える方です。

結婚しない自由も、もちろん尊重されるべきです。
それでも私は、心の中でどうしてもこう思ってしまいました。

「この二人が結婚していたら、それぞれ素晴らしい家庭を築いていたはずなのに。
なんてもったいないんだろう。」

そして、ふと気づいたのです。
これは、たまたま私の身近な話ではなく、
東北のあちこちで、同じようなことが起きているのではないか、と。

ただ、出会いの「仕組み」を作ると言っても、
間違った方向に進んではいけません。
世の中には、投資詐欺や結婚詐欺など、人の弱さにつけ込む仕組みも存在します。

そうではない。
安心して使えて、ご家族同士が顔を合わせられる――
そんな「まっとうな仕組み」は作れないだろうか。

そう考えたとき、私の中で一つの答えが浮かびました。

「昭和・平成の時代に行われていた “お見合い” という形です。」

実は私が 17 歳のころ、一人のご年配の方が、我が家を訪ねてきたことがあります。

「あなたの家の息子さんは、しっかりしている。
うちの娘と、どうだろうか。」

そのときの私は、正直、笑ってしまいました。
「今どきそんな時代じゃない」と。
幼かったとはいえ、とても失礼なことを思っていたと思います。

しかし今、この年になって振り返ると、あの方の勇気と覚悟が少し分かる気がします。

娘さんの将来を思い、自分の家を守りたい。
そのためには、恥ずかしさや世間体を超えて、
自分が動かなければならない。

きっと、そういう気持ちで、わざわざ我が家まで足を運んでくださったのだと思います。

あの姿を思い出したとき、私は決めました。

「あの人のように、誰かのために動く “代弁者” になろう。」

今、そのご年配の方は、もう同じようには動けないかもしれません。
もしかしたら、もうこの世にいないかもしれません。

それでも、あの人の“家族を思う熱意”を、誰かが受け継ぐべきだ。
そう感じたのです。

その想いを形にしたのが、この「お見合いの杜」です。

私は、東北という土地に大きな恩があります。
この土地で育ててもらい、学び、今があります。
その東北に、小さくてもいいから「お返し」がしたい。

埋もれてしまうご縁を、もう一度つなぎ直したい。
ご本人だけでなく、ご家族同士が安心して話せる場を、もう一度取り戻したい。

まだ本当に小さな取り組みですが、
一歩ずつ、丁寧に、誠実に進めていきたいと思っています。

この活動に、ご理解と温かいご協力をいただけましたら、これほどうれしいことはありません。
いつか、どこかで、皆さまと笑顔でお会いできる日を楽しみにしています。

お読みいただき、ありがとうございました。

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